2006アンコールワット芸術祭参加のご報告(12月14日〜28日)=

●参加団体  五鬼会(東京都)  彩揮(愛知県)

12月14日、第一陣五鬼会の皆様と成田国際空港より出発しました。

今回の参加行事は、世界遺産であるアンコールワットと韓国慶州とで交互に行われる世界文化エキスポです。
参加国は20カ国余を数え、2006年11月21日から翌2007年1月9日までの長期にわたる大きな催しです。

日中の気温は約30度前後で散歩をしていても汗がにじんできます。
朝夕は15度前後にも下がりますので結構過ごしやすいです。
日中は気温が高いので公演はエキスポ会場にて夜のみ行われました。

会場には5ヶ所ほどの舞台がありますが、日本チームはメイン会場で連日の舞台をつとめました。
平日でも千人近い方々が会場に来てくださり、土日には1500人程の方々が観覧してくださいました。
日本の太鼓演奏を始めて見る方も多いようで、曲ごとに盛大な拍手を送って下さいました。

公演のない日中は観光やショッピング。 中でもアンコールワットは壮観でした。
遺跡の中にいると歴史の深い息ぶきを感じます。
帰国日はフライトの関係で舞台がなかったので皆さんともう一度、アンコールワットを訪れました。

19日、五鬼会の皆様はThlok小学校を訪問し、カンボジアの子供たちと楽しい時間を過ごしました。
Thlok小学校はホテルから35km程離れたところにある、在校生500名ほどの学校です。
2年前ほどから日本人の方の支援で新校舎を建設したご縁から、今回訪問することになりました。

家庭で労働しなくてはならない子供たちも多く、朝食を支給して子供たちを学校に来させるようにしているそうです。
教室が限られるため、午前・午後の2部制で登校しています。
学校の周辺には電気が来ていません。
日本の状況からは想像できないほど、大変な環境です。
でも、子供たちはきらきらした目で、私たちを大歓迎してくれました。
一緒に盆踊りを踊ったり、子供たちが歌や踊りを披露してくれたり…あっという間に予定の時間が過ぎてしまいました。

カンボジアは侵略や内戦を経てやっと今、平和を享受し歩み始めたとても若い国です。
平和が日常になったカンボジアの方々は、これから一層素晴らしい国を建設していかれることでしょう。
戦争のない環境はとても大切で貴重な事だとメンバーの皆様と実感しました。